秋晴れの11月5日、県外出身の寮生を中心に温故館を訪問しました。
旧津和野藩主亀井家からのお誘いをいただき、10名で訪問しました。
現在、津和野高校が建っているところに元来の津和野藩邸がありましたが、
明治初期に取り壊されています。
別邸には資料館が併設されており、
第13代当主の亀井玆明が明治期にベルリンへ留学したときの、
膨大な数の染布や壁紙のコレクションが収蔵されています。
ヨーロッパが大戦で荒廃し、ドイツの文物が失われたことを思うと
貴重な美術品資料ではないでしょうか。
また、第13代当主は日本で初の従軍カメラマンともいわれ、
日清戦争に従軍して撮影した当時の機器に
寮生は感嘆の声をあげていました。
資料館の見学の後は、見事に手入れされた御庭を前に
縁側に坐ってまったりと午後のひとときを過ごしました。