校長メッセージ
私たちは、津和野で学べることを誇りに思います。この町の学びの原点は、江戸時代、四万三千石にすぎない小さな津和野藩が、大飢饉で厳しい財政状況にあったにもかかわらず、多額の費用を投じて創設した藩校「養老館」です。西周や森鷗外をはじめ多くの文化人が津和野で学び巣立ちました。津和野の狭い盆地で人が育つとはどういうことでしょうか。津和野の子どもは「あの山の向こうには何があるんだろう」と山の向こうのまだ見ぬ世界へのイマジネーションをかき立てながら大きくなる。ただし、空想だけではダメ。自分の足元をとらえる客観性、すなわち合理的・科学的精神が必要で、それは津和野で過ごした子ども時代に培われた、と安野光雅先生は回想しておられます。そのような学びの環境に恵まれた津和野で高校時代を過ごしませんか。
島根県立津和野高等学校 校長
宮島 忠史

スクールポリシー
あの山の向こうの世界に伍する者であれ
育てたい生徒像
(グラデュエーション・ポリシー)
能動的な学び
知的好奇心に富み、生涯学ぼうとする姿勢を身につけた人に育てます。
他者との協働
豊かな感性と想像力を持ち、異なる意見を尊重して、他者との関係を築く人に育てます。
世界への挑戦
世界の動向に関心を持ち、志を遂げようとする気概を抱き続ける人に育てます。
社会への貢献
広い視野で俯瞰し、批判的思考と問題意識を持った当事者として行動する人に育てます。
3つのコース
(カリキュラム・ポリシー)
自然科学
コース
理系進学に対応するため少人数できめ細かく指導します。
探究
コース
総合的な探究の時間を手厚くし、大学との連携による学術的な探求学習を行います。
総合
コース
基礎から幅広く学び、実習を通して教養を身につけます。
求める生徒像
(アドミッション・ポリシー)
津和野で学びたい生徒
T−PLANでつながる津和野のまち・ひと・ことを通して学びのきっかけをつかみ、学びを大切にし、学びに本気で向かう姿勢を持つ生徒を求めます。
自他を大切にする生徒
自律心を持ち、多様な人との関わりをとおして自他を大切にする生徒を求めます。
向上心がある生徒
向上心を持ち、自分の課題に挑戦して成長しようとする生徒を求めます。
社会と関わりたい生徒
社会との関わりに興味関心を持っている生徒を求めます。