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海外に留学中の2人の津和野高校生よりメッセージが届きました!

現在、ノルウェーとフィンランドに長期海外留学をしている

2人の津和野高校生(永安さん、長嶺さん)より

これまでの留学生活をまとめたメッセージと写真をいただきました。

海外で充実した学校生活を送っている様子や生の声が2人の文章から伝わってきます。

ぜひご覧下さい。

 

 

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(永安悠莉さん)

 

ノルウェー留学

 

ノルウェーのMYREという見渡す限り山・海・草原と自然豊かな町に留学中の永安悠莉です。

私は父母弟のホストファミリー3人と暮らしています。来たばかりの時は英語を聞くだけで精一杯でした。少しずつ英語・ジェスチャー・ネットを駆使して会話をし、今はほとんどノルウェー語です。間違えても分かってもらえます。教えてくれる家族の優しさに触れながら会話は言葉だけじゃないことを強く実感しました。

そして、母は生まれがタイなので、タイ語・英語・ノルウェー語が話せます。ノルウェー人はよく友人の家に行くようで、母の友人でタイ人の友達がよく家に来ます。この家は3ヶ国語が聞こえる不思議な空間です。ここで英会話とノルウェー語に加えて少しタイの言葉も覚えたいと思っています。

 

学校もあまり大きくないアットホームなところに通っています。1クラスの人数も6人と少なく、学校全体で25人ほどです。授業は先生と生徒の対話が多いです。先生が問えば誰かが答え、気になることがあれば手を挙げて発言します。(手のひらではなく、人差し指をあげます☝)

私のクラスは他と少し違うようで、言語学習の他に起業家精神や現代社会、キッチンでの授業が多くあります。それから、体育の授業ではカヌーや山登りをしました。その山は、他の生徒は幼稚園の時に初めて登ったそうです。ここの人は本当に自然と生きていく感じです。

また、先日のキッチンの授業では、先生が「明日これを切ります」と冷蔵庫に保存されたヘラジカを見せられました。頭、足、皮と内臓を取り除いた丸々一頭がいました。かなり本格的なヘラジカの解体映像も見ましたが、クラスメイトは飄々をしており、私だけ真っ青で立っていました。

 

ここの人は秋ごろに狩りをして鹿を食べるそうです。ノルウェーは今、冬です。津和野のように雪が降り積もります。冬は太陽が登らないため、夜が長いです。そのため夜は星や月、オーロラがくっきり見えるチャンスがたくさんあります。「冬は冬の楽しみ方を学びなさい」と言われました。何でも便利にしてしまうのも良いですが、本当に自然と共に生きていく姿がここでは見えます。

 

留学前はどんな人がいるのだろうと不安な気持ちもありましたが、ここの人はみんな親切で、私があたふたしていると”går det bra?”(大丈夫?)とよく声をかけてくれます。

 

留学先を決めたのはAFS冊子で見たノルウェーの写真です。自然に囲まれた優しい笑顔の人が印象的でした。自然に囲まれ、優しく笑顔の絶えない家族と会え、決め手だった写真の人にもここで会うことができました。

今周りにいる人とのご縁を大切に、楽しく成長してきいきたいです!

 

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(長嶺萌さん)

フィンランド留学

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私はフィンランドのoripaaという小さな町にホストファミリーと住んでいます。私にはファザーとマザー、3人のホストシスターがいます。1番上のシスターはもう働いているので一緒には住んでいません。


私のホストファミリーはいろんなことを一緒にしてくれます。

例えば、森の中に行ってキノコを採ったり、晩御飯をみんなで作ったり。当たり前だと思うかもしれませんが、当たり前のことを一緒にしてくれることがすごくありがたいなとよく感じます。学校はどうだった?とか今日は何をしたの?とか毎日聞いてくれて、日本では当たり前だと思っていたのにこんな些細なことが私の支えだったりします。そんなファミリーと毎日、楽しくフィンランドでの生活を送っています。


私の住んでいる町は本当に小さな町なので学校には30分かけてバスで行きます。私の学校の全校生徒は約250人です。フィンランドでは普通くらいか少し小さいくらいの規模の学校だと思います。フィンランドにはホームルームのクラスがあるだけで、クラスメイトとは週に一度ぐらいしか顔を合わせません。授業は自分で選べるので毎回授業メンバーも異なります。日本でいう大学のようなものだと思います。そのため、学校の始まる時間は決まっておらず、8時だったり、10時だったり遅いときは11時の時もあります。

しかし学校が終わる時間は大体2時です。遅くても4時には帰れます。日本からすると学校にいる時間はすごく少ないと思います。部活動など放課後活動もありません。なので、やりたいことがある人は地元のチームやクラブを探して参加します。


フィンランドの授業について少し話します。私が一番驚いたのはほとんどの生徒が150~200字、もしくはもっと長いエッセイをすらすらと書くことです。それに加え大体のフィンランド人、特に若者は英語を理解でき話すこともできます。ほんとうにすごいです。

 

フィンランドの授業では記述問題やエッセイがよく出されます。

なぜでしょうか。私が思うにそれぞれが個性や考え方を広げ自由に学べるようにではないでしょうか。そのためフィンランドの生徒は授業中に質問や意見、アイディアをよく出します。本当に面白いです。他にも森の中での授業があったり、生徒の感受性を大切にしていることがわかります。

 

そんなフィンランドの学校には多くのルールは存在しません。みんな好きな服を着て、音楽を聴いたり、授業中にコーヒーを飲んだり食べ物を食べる人もいます。自由なんです。自分達でやってはいけないことやルールはそれなりに守れるからです。

何をしてはいけないのか自分たちで考えるんです。ここにもフィンランドの特徴が出ているなあと感じます。

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