3月2日(火)に令和二年度卒業証書授与式を行いました。
今年度は昨年度に引き続き、感染症対策のため規模を縮小して卒業生と保護者、教職員のみでの開催となりました。
点呼では一人ひとりが元気な返事で、成長した姿を見せてくれました。
卒業生代表として島田咲さんが登壇して校長先生から卒業証書を受け取りました。
校長式辞では奈良薬師寺の執事長、大谷徹奘さんの「花咲きほこり 実連なる その日まで」という言葉を引用して、信念を持って耐えることの大切さをお話していただきました。寒い冬にしっかりと根を張り、春に花を咲かせる植物のように、失敗や不運に直面した時こそ信念を持ってチャンスに備えてほしいと伝えられました。
在校生送辞では2年生の青木えみさんが、行事や部活動での3年生との思い出を語ってくれました。
感染症対策下で学校行事においても制約が多い中、よりよい方法を模索しながら明るく盛り上げてくれた3年生への感謝の気持ちが伝えられました。
卒業生答辞では代表の池本次朗さんが、津和野町出身の画家、安野光雅さんの絵本に絡めて、何でもすぐに調べられる情報化社会の中であえて「分からない」ことを大切にするということについて話してくれました。
卒業式の前日には、同窓会のご厚意で城山への卒業記念植樹が行われ、ヤマザクラの苗木が植えられました。
めまぐるしく状況が変わったこの一年を終え、無事にこの日を迎えられたことをわたしたち教職員もとても嬉しく思っています。
津和野高校での思い出を糧に、大人への一歩を踏み出してください。
卒業生のみなさんの前途のご多幸をお祈りしています。