11月20日金曜日に津和野町民センター大集会室において、ツコウ生有志が下森博之津
和野町長に対し政策提言を行いました。今回の政策提言は、津和野町が策定中の地方版
総合戦略へ高校生の目線から提案を行ったもので、2時間に亘ってプレゼンテーション
と意見交換を実施しました。
ツコウ生有志は、発表までの約2週間、津和野町が直面する人口減少の実態、その原因
と対策、地方創生に関する各自治体の取り組みを調べた上で、どのような対策が有効か
を議論してきました。
このたびのプレゼンテーションでは、
『高校生による津和野町長への政策提言
〜「3つのK」と「シェア」で魅力的なまちづくりを~』
というタイトルで研究の成果を発表しました。
「3つのK」とは、移住者を増やす上での対策として重要な、
①高校生
②起業家
③子育て
世代の頭文字Kをとって名付けたものです。それぞれに具体的な対策を提案しました。
例えば、高校生の集まれる「タマリバ」的な場を作る、起業家が津和野町内で円滑に移
動できるよう自動車を共有する、地域住民と子育て移住世帯の家族とが関わりを持てる
場を作る、などです。
また、ツコウ生たちが将来に津和野へ戻ってくるために必要なこと・ものとして、
「人」 「仕事」 「環境」 「刺激」 の4つのバランスを挙げました。
それを実現するための手段が、さまざまなものを「シェア」する、という発想でした。
例えば、シェアハウス(家を共有する)、シェアオフィス(職場を共有する)、シェア
ファーム(農地を共有する)、シェアフォレスト(森林を共有する)などが提案されま
した。
このようなプレゼンテーションを踏まえて、町長やつわの暮らし推進課職員との意見交
換に臨みました。高校生の集まれる場所やシェアハウス、シェアカーなどを実現するた
めの方法について活発に発言していました。
提言の最後でツコウ生は、「私たちは、自分たちが望むことをただ町に提言するだけで
はなく、私たち自身が町のために何かを始めたい」と語り、「町民ひとりひとりが動き
出せば、津和野町の未来を変えることができる」、「だから、一緒に動き出そう」と若
さと意欲あふれる姿勢を示して政策提言を締めくくりました。
これから、津和野町のために何ができるか、ツコウ生がどう地域と関わっていくのか、
注目です。
記事作成:ヤマタツ
記事編集:魅力化スタッフAtsuko