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贈る言葉~3年1組担任 藤原弘行先生

201831日(木)、第69回卒業式を挙行し、63名が卒業いたしました。

 

卒業生のみなさん、おめでとうございます!

卒業にあたって、3年生の各クラスの担任の先生から、卒業生のみなさんにメッセージをいただきました。

本日より3日間にわたり、担任の先生のメッセージを紹介していきます。

【3年1組 担任 藤原弘行】

卒業おめでとうございます。君たちの担任をすることになり、昨年度最後に少しだけ授業で関わっていたぐらいで、ほとんどの生徒の顔と名前が一致しない状態からのスタートでした。私が一番困ったことは、全体的に学習や進路に対して前向きに捉えている生徒が少なかったことです。中々、自分の進路が決められず、夏休みが明けても本気になれない生徒が多かったように思います。(もちろん中には明確な目標を持って、しっかりとした準備をしていた生徒もいます。)

進路についてもですが、朝礼に行って、「おはよう」と私が全体に言っても、返してくれるのは野球部の数人だけとか、真ん中の電気がずっと消えているとか、掃除がいい加減だとか、何かと大丈夫だろうか?と思うことが多かったです。私は受験というのは本当に色々なことが試されるものだと思っています。特に近年の入試の傾向として、必要なのは狭義の学力だけでなく、様々な総合力が必要です。推薦入試やセンター試験を終えた今、この言葉の意味が分かりますよね?何となく愚痴ばかりが出てしまいますが、私がとても感心していることもあります。それは、今回の受験で全ての生徒がお互いに気を遣って一緒になって頑張ろうという雰囲気を作ってくれたことです。放課後遅くまで教室に残ってやったり、センター試験では、先に終わった者が、すぐ次の勉強を始めたりと、とてもいいチームになってきたなあと本当に嬉しく思いました。そして、早い、遅いの差こそあれ、どの生徒も真剣に受験と向き合うようになってくれました。やはり、真剣に物事に取り組む人の姿は美しいです。そんな君たちとたった1年ちょっとでお別れとなり、本当に寂しく思います。
私はどういった進路に進むことになっても、今回の受験から様々なことを学んでほしいと思っています。もし失敗したと思っているのなら、次の就職活動で同じ失敗を繰り返さないようにして下さい。私もたくさんの失敗を重ねてきましたが、“転んでもただでは起きない”精神で、一つ一つ成長の糧にできたと思っています。今回の受験が君たちの人生において、有意義なものにできるかどうかは、結局は今後の君たち次第なのです。今後の活躍に期待します。最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、生徒たちを様々な面で支えて頂きましたこと、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。