2月9日(土)に松江市で開催された、独立行政法人国際協力機構中国センター(JICA中国)主催のイベント「SDGsってなに?-2030年の山陰を語ろう-」に、1年生から3年生までの生徒11名が参加してきました。
SDGs達成のために様々な取り組みを行っている中国地方の企業・団体をはじめ、高校生や大学生などによるブース発表では、津和野高校生も活動を紹介しました。
部活動での取り組みについて展示発表を行った、グローカルラボ1年生の池田理葵さんと、池本次朗さんの感想及び、3年生の長嶺萌さんの感想を紹介します。
○池田理葵さん
「僕はこのイベントに行くまでSDGsがどんなものかよく知りませんでした。しかし、イベントに参加し、講座を聞いたり、ババ抜きのSDGs版をして、SDGsを理解できたと思います。特に、講座を聞いた後に、ババ抜きで頭を使いながら遊んだので、理解しやすかったです。」
○池本次朗さん
「SDGsが何なのか、なぜ達成しなければいけないかなど、非常に多くのことを学ぶことができました。自分の中で最も印象に残っているのは、午前中に行った展示です。他の地域でも多くの活動が行われていることを学ぶことができたと同時に、他の人に対して、自分たちの活動を説明することで、自分たちがやったことの振り返りをすることもできました。
○長嶺 萌さん
「以前からSDGsに興味があり、参加させていただきました。私は来年度から大学に進学します。そのため、大学ではSDGsに関連した問題について学び、行動していきたいと思っています。ですので、今回このようなイベントに参加できて学ぶことが多くありました。各団体のブース説明では、身近なところからSDGsの活動を始めていくことができるのだと改めて考えさせられました。私も少しずつSDGsの輪を広げていきたいと思いました。」
また、個人でプラスチック袋削減の活動を行っている2年生の寺田多恵さんは、自身の取り組みや活動のきっかけなどを、手書きのポスター等も活用して説明していました。
寺田さんの感想と、作成したポスターを紹介します。
「今回このイベントに参加し、参加者の方々とたくさんお話をする中で、新しい発見があったり、今までとは違う観点で持続可能な社会について考えることができて、自身の学びを深める良い機会となり、本当に有意義な時間を過ごすことができました。
黒ラブ教授のSDGs講座はとてもわかりやすく、かつ面白く、このように楽しくSDGsについて学べる機会が増えてほしいと思いました。また、興味がある人だけでなく『SDGsってなに?』という人たちに向けても、もっとアピールしていく必要があると感じました。
SDGsには、もうすでに深刻となっている問題を解決するための目標、将来的に深刻となる恐れのある問題を未然に防ぐための目標、それぞれありますが、恵まれた環境で生活できている人たちにとっては、どちらに対しても実感を持てないのが当然です。しかし、皆がSDGsの達成を目指し、対策をした場合としなかった場合の2100年の地球はまるで違う星のように変わってきます。
スーパーコンピューターの予測データを見て、私は危機感を覚えました。実感が出てからでは遅いということに皆が早く気づき、動いていくべきだと思いました。貴重な学びの機会を本当にありがとうございました。」