8月1日、津和野町では『つわの鯉・恋・来い祭り』が行われました。
お祭りではオリジナルスイーツの販売や、鯉神輿の復活など、
ツコウ生が活躍しました!
【鯉神輿が復活!】
鯉神輿は担ぎ手となる若者が少なくなったため10年もの間、
お祭りでも担がれない状態が続いていました。
この状況を打破すべく、お祭りの実行委員会と津和野高校の
コーディネーターが中心となり、ツコウ生による鯉神輿復活を企画。
野球部、柔道部、弓道部から12名もの生徒が参加し、
津和野町内と祭り会場を練り歩きました。
気温38度のなか100キロの鯉神輿を担ぐツコウ生に対して、
町民、観光客の方々からアツい声援を戴きました!
【まめ茶パフェ販売!】
ツコウのグローカルクラブを中心に、オリジナルスイーツ「まめ茶パフェ」を
このお祭りのために企画・製作・販売しました☆
まめ茶パフェとは、津和野の特産品であるまめ茶を使ってパンケーキとアイスを作り、
その上に餡子を乗せたスイーツです。
結果的には、お祭りも、まめ茶パフェも大盛況に終わるのですが、成功に至る長い長い
道のりがあったのです(/_;)
7月5日 第一回目の試作会が始まりました。
「パフェを作りたい!」という案は出ていたものの、どんなパフェにするかはまだ未定。。。
高校生だけで企画、製作を行うということで、ゼロからのスタート。
とりあえず、抹茶の粉を使って作れるアイスとパンケーキのレシピを集めてきて、作り始めました。
しかし、最初からうまくいくわけがなく。。。
まめ茶の茶葉が大きすぎて食べ物にならず、初日はとにかくパンケーキを作るだけで終わりました。
実はこの時期、グローカルクラブには
・7月27日の『つわのあかり』(復興祭)の準備。
・7月31日のツコウのオープンスクールの準備。
・8月1日の『つわの鯉・恋・来い祭り』に向けての準備。
と大きなイベントが3つ重なっていたのです。。。(*_*;
同時期に3つのイベントをこなすという大混乱状態の中、
オリジナルスイーツを完成させなければなりませんでした。
『お客さんに喜んでもらえるパフェにしたい』 と、アイデアを絞りながら頑張っている
生徒の姿を見ていた地域の方々がなにか協力がしてあげたいから、と、
津和野 和菓子処 三松堂さんが「パフェならば、“餡子”を提供したい」とお話をくださいました。
また、役場の方から、「高校生だけでは、食中毒が問題になるのではないか。」
と注意されると、地域の方から「なら、一緒のブースで出して、冷凍庫を貸してあげるよ。」と
力を貸してくださる方もおられました。
生徒が頑張っている姿に、どんどん町の人が集まってきてくれて、
そこから自然と協力体制が生まれる、そんな津和野の人の温かさを、
目の当たりにしたように思いました。
そして迎えた、祭りの当日。
快晴に恵まれて、気温も30度近く、「ザ・真夏のお祭り」という雰囲気!
冷たいスイーツを売るのに最高の環境でした。
当初の目標数は100個。
しかし、なんとそれを上回る118個を売り上げました!!
最後は、アイスが切れて売り切れになってしまうほど。
もちろん、片づけも翌朝6時に集まり、しっかりとやり切りました!
ここまで、誰一人として愚痴をいうことなく、必死になれる経験をできたことは、
生徒にとって大きな財産になると思います。
学校ではない場所に出ていき、目標を達成できたことで自信にもつながったことでしょう。
作っている姿、頑張っている姿に、大人側もできることをしてあげたいという気持ちに
させてもらえました。
企画についてお世話になりました、つわの鯉・恋・来いまつり実行委員会の皆様、
地域の皆様、ありがとうございました!
来年もツコウ生で祭りを盛り上げたいと思います!
記事作成:魅力化スタッフ 中辻&真倫&Atsuko