11月14日（木）の午後、１年生の「総合的な探究の時間」の１コマである『トークフォークダンス』（以下TFD）を行いました。今年もたくさんの地域の方々に参加していただき、58人の生徒と58人の大人が集まった体育館は熱気に包まれていました。
＊トークフォークダンス（TFD）は、京都でその原型が生まれ、福岡県福津市の先進的なコミュニティスクール運動の中で生まれた対話の手法です。
このTFDは、聞く・話すというコミュニケーション力をアップさせるだけでなく、地域の様々な大人の方と話をすることを通して、「多様な考え方に触れる」「自分の夢ややりたいことを応援してくれる人を見つける」「自分にあったやり方で社会に関わる」ということを目指し、一昨年から実施しています。１つのテーマについて、高校生と大人が、１分間という限られた時間の中で、相手に自分の思いや考えを伝えたり、反対に相手の思いや考えを、決して否定することなくしっかり聞き、対話を楽しむ場を参加者みんなでつくっていくものです。
今年もこのTFDの司会進行を、「思うは招こう会」のみなさんにお願いしました。「思うは招こう会」は、『地元の学生に、夢を持ち続けることの大切さを知ってほしい』という想いを持った地域の方が集まり、子どもたちに寄りそいながら様々な活動を行っています。今回、このTFDの「場」の進行を、学校で普段会う大人とは違う方にしていただくことで、「社会の中に存在する自分」をより鮮やかに体感することができると考え、「思うは招こう会」のみなさんに司会進行をお願いしました。また「思うは招こう会」のみなさんならば、このトークフォークダンスの場を、温かく、朗らかで、濃い時間にしてくれると思いました。
当日はアドリブも交えながら、優しくも熱気に満ちた場を作ってくださいました。「思うは招こう会」のみなさん、ありがとうございました！
TFDに参加した高校生の感想をいくつか紹介します。
〇今日お話を聞いた中で、そういう考え方もあったのか！と気づくこともあったので、いろんな方向から考えられるようになりたいです。
〇平日にも関わらず、お仕事がある方はお休みを取ってこのイベントへ参加していただいていると考えると、本当に有難いことだと思いました。こんなステキな出会いの場を設けてもらい多くの大人の方と意見を交わすという貴重な体験をさせてもらい、私たちはとても幸せなんだなと感じました。
〇１分だから、短い時間だから話そうと積極的になれるし、短い時間だからもっと話したいと感じるのだと思いました。
〇最初は緊張していたけど、だんだん打ち解けることができた。大人の方がきれいごとなしに思うことを話してくださったので心がスッキリしました。
今回のTFD実施にあたり、ご参加いただきました地域の皆さま、ありがとうございました。
また、津和野町教育委員会をはじめ、公民館などたくさんの方にサポートしていただきました。重ねて御礼申し上げます。
今日のこの出会いを一つのきっかけに、これからも地域のみなさまとツコウ生とがたくさん関わっていければと思います。
これからもツコウ生・そして津和野高校をどうぞよろしくお願いいたします！