11月19日(木)
京都大学名誉教授の竹内先生と,同じく京都大学名誉教授の田中先生をお招きして、
1,2年生合同の総合的な学習として、日本の森・里・海の再生を目指す取り組みを基に、
津和野においての「森里海連環」について学びました。
先生方は、森と海の関係、津和野の現状、これまでの推移、バイオマスエネルギーに
ついてなど、身近な森の様子から日本さらには世界の環境に至るまで様々のことを教
えてくださいました。
生徒たちは、津和野の森や川が今どんな状況なのかを実はあまり知りません。
身近であるはずの津和野の自然について、当たり前にそこにあるというただそれだけの
認識で、実はあまり知らなかったことに気が付いたのではないでしょうか。
「なぜ森林はお手入れが必要なのか」という竹内先生のお話も、「森は海の恋人」とい
う田中先生の言葉の意味も、生徒たちはしっかりと受け止めただろうと思います。
講演を聴いた後、「今後やってみたいこと」というアンケートの結果では、
「山登り・ハイキングをしたい」
「イノシシ猟に挑戦したい」
「川学習をしたい」
「竹内先生・田中先生と山・海に行って話を聞いてみたい」
など、興味関心がうかがえる回答がほとんどでした。
今後、この講演を無駄にせず、森を知り、守る・川を知り・守るという意識を活動に
つなげ、継続してツコウ生の文化として定着してくれることを願います。
一人一人に何ができるのか、生徒たちが「知る」ことで芽生えた意識が、これからの
津和野を少しずつ変えていってくれることでしょう。
津和野町ではこれからも生徒たちに多様な学ぶ機会を与えて、「高校生がまちを動かす」
という意識を育てていきたいと思います。
記事作成・編集:魅力化スタッフAtsuko