津和野高校生1年生から3年生まで計28名と、津和野中学校の2年生25名が、中学校の総合的な学習の時間で、1対1の対話活動を実施しました。中学生が抱いている高校生になるにあたっての不安や疑問を、高校生と直接話すことによって少しでも解消することと、高校生活への具体的なイメージをもつことの2点をねらいにこの対話活動を企画しました。また、参加するツコウ生にとって、中学生に自分の経験を伝えることで、進学してからの自分の成長を振り返る機会にもなり、またコミュニケーション能力を高める実践の機会としても絶好のチャンスとなったようです。
参加した高校生の感想を紹介します。
◉1年生 橋本真奈美さん
趣味や自分が中学生の時に悩んでいたこと、思っていたことが共通していることがあったり、反対に全然違うこともあったりして、とても新鮮でした。自分たちが中学生だったころはこういう機会が少なかったから、大切だと思いました。
◉1年生 山根壮太さん
現役の高校生に相談することができる機会があるのはいいなと、機会に恵まれているなと思いました。自分が中学3年生のころに中学1年生だった現2年生と話してみて、話が上手で、成長していると思いました。
◉1年生 阪本孝太朗さん
津和野に来てから、中学生と話す機会が滅多になくて、面白くて新鮮でした。中学校の時の自分を思い出しながら話せてすごく面白かったです。中学生からの質問を受けて、自分が中学生だったときと、悩んでいることはあまり変わらないなと思いました。高校に来て気づいたこともあるし、高校にいるうちに中学生ともっと交流ができたらいいなと思いました。
◉1年生 柳井海音さん
自分が中学生の頃は、相談できる高校生がいなかったので、こういう機会があるのは良いなと思いました。自分が中学生の頃、どういうことに悩んでいたか考えながら話をしたので、中学生のためになっていたら嬉しいです。中学生のころに悩んでいたことを振り返ってみると、今では大したことではなくなっていて、当時よりも自分自身の成長が感じられました。あと、中学3年生のころの担任の先生とも、近況を話すことができて良かったです。
◉2年生 有福真人さん
ただただ楽しくて、質問に答えることはもちろん、自分の失敗談とか、「中学生の時にこうしておけば絶対よかった!」と今後悔していることも伝えられて、よかったなと思いました。小学校からの関わりをもっている子たちがちょっと大人になったなあということも画面越しに感じました。
◉2年生 藤山海斗さん
最初は参加に意欲的ではなかったですが、いざ話してみたら、僕が中学生だった頃と同じような悩みを持っている人がいて、それを一緒に解決してあげることができてよかったです。「受験勉強どうしたらいいですか?」と聞いてくれた子や、同じソフトテニス部だった子たちと盛り上がったのが印象的でした。
◉2年生 三浦颯太さん
自分が高校生になってから気づいたことを、たくさん中学生に話すことができて、とてもいい経験になりました。また、中学生にとっても高校生からの失敗談を聞くことで、今から自分がどうやっていけばいいかということを見つけることができたと思うので、お互いよかったかなと思います。印象的だったのは、将来の夢を決めていないという中学生が多くて、それに対して自分がどうアドバイスしていいのかというのを、自分で色々考えて話すことで、高校への進学に向けて今からどう過ごしていけばいいのかということを考えさせてあげることができたので、よかったかなと思います。
中学生からさまざまな質問をされて、高校生はとても輝いていました!