3年生の寺田多恵さんが、総合学習の授業をきっかけに興味を持ったSDGsを広めるための絵本『ビニールくん、どこ行くの?』を作成しました。
寺田さんに、絵本作成のきっかけや、絵本に込めた思いを紹介していただきましたので、ぜひご覧ください。
「皆さんはSDGs(エスディージーズ)を知っていますか?
SDGsとは、Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)の略称で、世界の国々がみんなで考えた、持続可能な社会を実現するための17の目標のことです(外務省のSDGsウェブサイトはこちら)。
私は、総合学習の授業がきっかけで興味を持ちました。
今日、世界中には解決しなければならない沢山の問題があります。貧困や健康、不平等や自然破壊。どの問題も私たちの生活と深く結びついており、決して他人事ではありません。ですが、恵まれた環境で生活できている人にとっては実感が持てないのが当然です。
世界では、課題解決に向けた取り組みが広がっていますが、どんなに大きな会社が動いても、結局私たち一人一人が変わらないことには、持続可能な社会は実現されないと、私は思います。だからまず、SDGsとは何か、ということを全ての人が知る必要があります。
そこで、私はまず、津和野高校の皆にSDGsを広めることを目標としました。
初めは海洋プラスチックごみ問題に焦点を当て、その問題を分かりやすく伝えるためにポスターを作成したり、実際に皆に行動してもらうきっかけとなるように、学校の購買のパン屋さんと協力して、レジ袋削減運動を行ったりしました。
その経験を踏まえ、作成したのがこの絵本『ビニールくん、どこ行くの?』です。
この絵本を通じて、1人でも多くの人の意識に変化が生まれ、今自分に出来ることは何なのかを考え、行動していただけたら嬉しいです。」