1月28日(日)に、「全国高校ビブリオバトル2017」が東京の早稲田大学にて開催され、3年生の山本日和さんが、優勝、準優勝に次ぐゲスト特別賞を受賞しました!
山本さんは、12月に開催された島根県大会で優勝し、今回の全国大会に出場。
小説「太陽の村」(朱川湊人著)を紹介しました。
山本日和さんのコメントを紹介します。
「大会の前日は、興奮や緊張から落ち着かない気持ちでしたが、会場に入ると『みんなで今日の大会を良いものにするぞ!』とやる気が出てきました。地方大会を勝ち抜いてきたバトラーの発表はどれも工夫されたものばかりで、どの本も読みたくなりました。私は、幸運にも予選を勝ち抜き、44人中7人が出場できる決勝に進むことができました。決勝では、本の魅力がしっかり伝わるように、一生懸命発表しました。結果は、優勝、準優勝に次ぐ賞であるゲスト特別賞をいただきました。この大会では、全国の仲間からたくさんの刺激を受け、貴重な経験となりました。ありがとうございました!」
大会に同行した図書主任の池永先生に、決勝大会の様子をお話していただきました。
「『全国高等学校ビブリオバトル2017決勝大会』は、全国のブロック大会、県大会を勝ち抜いた44名の参加者が、まず7グループに分かれて予選を行い、各グループ1名だけが、決勝に進めるというものでした。山本さんは落ち着いて上手く発表し、質疑応答の印象もよかった。しかし、260名の参加者で予選を行ったという東京都代表と同じグループ(島根県大会の参加者は8名)で、強豪相手にどこまで健闘できるのか…。
結果は、無事予選通過!大歓声を上げて喜びました。
そして決勝。
山本さんは詰まることもなく、あまり緊張する様子もなく、予選同様上手に発表していました。彼女が選んだ『太陽の村』(朱川湊人)は、直木賞作家の本ではあるが、あまり読まれておらず人々の興味を上手く引きつけていました。質疑応答も山本さんの答えが上手に会場の笑いを誘い、よい雰囲気を作っていました。
そして投票。
さすがに入賞は無理かと思いながら、正面のモニターを見ていると、ゲスト3名のうち、前鳥取県知事で早稲田大学教授の片山義博さんと、芸人「笑い飯」の哲夫さんが山本さんに投票したのが見え、実に嬉しかったです。
結果はゲスト特別賞。表彰式で1番に名前を呼ばれ、「笑い飯」の哲夫さんが賞状を読み上げる間、泣いている顔を手で隠している山本さんにこちらももらい泣きしそうになりました。」
山本さん、ゲスト特別賞、本当におめでとうございます!!
2年生の時に出場したビブリオバトルで、悔しい思いをしたという山本さん。
その経験から多くのことを考え、その学びを活かした結果が今回のゲスト特別賞につながったのだと思います。
○ビブリオバトル島根県大会のツコウニュースはこちら
○ビブリオバトルについては、21世紀活字文化プロジェクトのサイトをご覧ください。