令和5年3月1日に令和4年度島根県立津和野高等学校第74回卒業証書授与式を行いました。下森町長様をはじめ沢山の来賓の方のご臨席、保護者の方のご来場のもと、盛大な式となりました。当日は、天候にも恵まれ、厳粛な中にも暖かい雰囲気のもと、65名の卒業生が学び舎を巣立っていきました。卒業生入場の後、卒業生一人一人が担任から呼名を受け、卒業生を代表し遠藤果(えんどう はたす)さんが、宮島忠史校長より、卒業証書を受け取りました。
宮島忠史校長は、1968年2月28日発行の生徒会誌『たくご』第2号、サグラダ=ファミリア主任彫刻家・外尾悦郎氏の言葉「いまこの瞬間は、目の前のことを真剣に取り組まない人には、決してチャンスは訪れない」を引用し、「『感染症に翻弄された高校時代は残念な3年間だった』となるのか、それとも『あの3年間があったからこそ今の私がある』となるのか、『これから』をどう生きるかによって決まる。・・・『いまこの瞬間』が連続すると『これから』になりますから、『いまこの瞬間、目の前のことを真剣に取り組む』ことで『これまで』の評価が決まり、チャンスが訪れる可能性が生まれるということなのでしょう。『これからがこれまでを決める。』津和野高校での3年間が今の私をつくっている、と将来自分で評価できるよう『これから』を生きてください。」と式辞を述べました。
在校生送辞では、生徒会長の山根壮太(やまね そうた)さんが、「3年生の姿はわたしたちにとって「こうなりたい」という目標でした。この津和野高校校で過ごした3年間の思い出や、友人、後輩、お世話になった先生方の思いを糧に未来を切り開いていってください。そんな皆さんを私達在校生も心から応援しています。」とエールを送りました。
在校生送辞の後、合唱部と1年生音楽授業選択者が「花になれ」を合唱し、卒業生を歌で送り出しました。
そして答辞では、前生徒会長の木原雛子(きはら ひなこ)さんが、「最高に楽しく充実した思い出をこの津和野高校で作ることができたのは、一緒にいてくれて笑い合える友がいたから。たくさんの人たちが私たちを支えてくれた。皆さん本当にありがとうございました。私たち卒業生は、この津和野高校での3年間を謳歌することができました。そして、ここからはここで見つけた自分たちの進むべき道に向かってそれぞれの道を歩んでいきます。」という感謝の気持ちと新たな決意を述べました。
多くの町民の方にも、卒業生が多方面でお世話になりました。本当にありがとうございました。