3月9日(金)の4限目とお昼休みを活用して、1年生全員でツコウ芋煮会を開催しました!
この「第1回ツコウ芋煮会」は、1年生学年主任の原克美先生の発案を、1年生の実行委員11名が中心となり企画を具体化し、実施したものです。
実行委員長を務めた1年生の百瀬文哉くんに、感想を聞いてみました。
○僕は、今回のツコウ芋煮会の企画を原先生から聞いた時に、チャンスだと思い委員長に立候補しました。理由は、人をうまくまとめて実行できる力をつけたいと思っていたからです。芋煮を作るだけではなく、芋煮についてみんなに知ってもらえるようにクイズを作成するなどし、本番に向けて準備を進めました。
芋煮会では、サトイモが苦手な人もいると思い、豚汁も作りました。芋煮のメインとなるサトイモと、豚汁のイモは、グローカルラボが「ツコウのうえん」で育てたものを使用しました。150個以上のサトイモの皮をむき、30匹以上のあぶり鯛をほぐす作業は本当に大変でしたが、仲間がいたからなんとか乗り越えらえました。また、以前、地域のイベントに参加した際にサトイモの簡単なむき方を教わっていたおかげで、効率よくむくことができたと思います。
芋煮会では、多くの人が芋煮クイズを楽しんでいると感じました。また、芋煮もみんなから「おいしい!」「おかわりちょうだい!」と大好評でした。5~6杯おかわりした人もいましたが、たくさん作り過ぎてしまい、芋煮が大きい鍋2つ分も余ってしまいました。そんな時、野球部と合唱部のみなさんが芋煮を食べにきてくれて、すごくうれしかったです。ありがとうございました!
今回の芋煮会を通して、人に自分の考えや思いを伝えるのはとても難しいと感じました。自分がイメージしているものと、相手がイメージしているものは同じではなく、出来上がってきたときに違うことに気づくという失敗もあり、自分はまだまだ未熟だなと思いました。しかし、そのことに気づくことができたのは大きな収穫だと思います。
また、ツコウ芋煮会の発案者である原先生に、発案のきっかけや終えての感想を伺いました。
○1年学年主任 原 克美 先生
「日本3大芋煮の一つに津和野の芋煮が入っている!」このことを初めて聞いた時、あの山形の芋煮に匹敵する芋煮があるのかと鳥肌が立ったのと同時に「食べたい!」という願望がふつふつと湧いてきました。しかし、残念ながらこれまで津和野町で開催される芋煮会には参加できずにいました。聞いてみると意外にツコウ生でも食べたことがない生徒が多いことが分かり、ぜひ1年生全員でやってみようと思いました。
実行委員を募ったところ、11名が自ら名乗りをあげてくれました。それ以後、私がしたのは「あぶり鯛」を仕入れたくらいで、実行委員が出汁とりをはじめ、仕込み、ゆずの調達、芋煮クイズ、片づけまですべてを運営してくれました。そして、3月9日(金)記念すべき「ツコウ芋煮会」開催に漕ぎつけました。
材料の里芋はグローカル・ラボが栽培したものを使用。まさに「ツコウ生の、ツコウ生による、ツコウ生のための芋煮」が実現したのでした。
味は言うまでもなく、「うまい!」と心から叫ぶことのできるものでした。ツコウの芋煮は鯛とゆずでうまみとさっぱり感を兼ね備えたシンプルかつ上品な一品でした。おいしい芋煮のおかげでみんなの笑顔があふれる時間を共有できました。また来年もできたらいいなと思える芋煮会でした。
美味しい芋煮を中心に、みんなの笑顔があふれる幸せな空間が生まれていました!
1年生のみなさん、おつかれさまでした。
芋煮、とても美味しかったです。