10月22日(金)に、1年生が総合的な探究の時間の一環としてトークフォークダンスを行いました。
トークフォークダンスとは、フォークダンスのように次々に相手を替えながら、高校生と地域の大人が1対1で対話をするという取り組みです。
本校では、多様な人と出会いコミュニケーションを楽しむこと、1年生の総合的な探究の時間の活動である「ブリコラージュゼミ」のふりかえりを深めるきっかけとすることを目的として行っています。
当日は、まず地域の皆さんにご集合いただき、校長挨拶の後にトークフォークダンスの目的とブリコラージュゼミについての説明を行いました。
その後、生徒が入場し、「好きなお菓子は?」「3つ願いが叶うならどうする?」「友達とは?」など、シンプルなテーマから深い哲学的なテーマまで様々な対話を多様な方々と楽しみました。
対話のテーマ決めや当日の司会進行は、「思うは招こう会」の皆様にご協力いただきました。どのようなテーマをどのような順番で並べるとより良いか、生徒にも地域の方々にも楽しんでもらうために何ができるか、共に知恵を絞ってくださいました。
感染症対策のため、様々な制約がある中ではありましたが、熱気に包まれた90分間となりました。
参加者の声をいくつかご紹介します。
【生徒】
■人と話す事があまり得意ではなかった。今日沢山の人と話せて少しコミュニケーション能力があがったと思う。
■「過去に戻って自分に言いたいことと」いうお題で、私は今の自分に満足だから何も言わないと話したが、大人の方は言いたいことがたくさんあるらしく自分とは全く違う考えの人だった。でも、話を聞く中でお互いに理解し合えた気がして、意見は違っても話を聞くことで色々な関心を持てるのだと知ることができた。
■ある方に「人生で一番大変だったこと」を聞いたことが印象的でした。自分が今まで触れてこなかった価値観に触れることができました。また、悩んでいたことが軽くなるような言葉をかけてくださったことで考え方を変えて別の視点から物事を捉えるようにすればいいのだと思えました。
【地域の方】
■みんな堂々と自分の意見を自分の言葉で伝えていてかっこよかった!私の話もしっかりうなずいたり共感したりしながら聞いてくれたので気持ちが良かった。
■生徒のみなさんは、みんな自分の意志があり気持ちを素直に言葉にしてくれて聞き取りやすくとても楽しいトークができました。「幸せとは?」の質問で「家に帰った時の家族の“おかえり!”」との答えにほっこりしました。
■私たちが高校生のときよりも、はるかに礼儀正しく、よく伝わる話ができることに驚いています。次も参加させてください。
「思うは招こう会」の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!