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2年生鈴木元太くんの「竹で築こう」プロジェクトが、マイプロジェクトアワード2017しまね大会代表に選出されました!

3月3日(土)、4日(日)に開催された、マイプロジェクトアワード2017しまね大会にて、2年生鈴木元太くんの「竹で築こう」プロジェクトが、マイプロジェクトアワード2017しまね大会代表に選出されました!

 

マイプロジェクトアワード2017しまね大会には、27組のプロジェクトが参加。

出場者それぞれが、取り組んできた自身の思いや行動、挑戦と失敗、そこからの学びなどプロジェクトのドラマを熱く語りました。

 

鈴木くんのプロジェクト「竹で築こう」は、竹を通じた「新しくて、伝統的なコミュニティを築く活動」。

どんな活動で、どんな思いで取り組んでいるのかなど、鈴木くんに紹介してもらいました。

 

○「竹で築こう」は、高校生による竹の啓発、活用、整備を目指す取り組みです。島根県津和野町を拠点に活動しています。

僕は、北海道からしまね留学で津和野高校に入りました。北海道には植生がない竹に興味を持ち、かぐや姫に登場するような神秘的であり、日本の象徴でもある「竹」。津和野町では、タケノコや竹細工、竹垣など、生活の様々な場面で竹が利用されてきました。

 

地域の竹林を地域で利用することで、竹林は管理され自然との良い関係が保たれてきました。しかし、最近は人口減少や高齢化に伴い竹林を利用する人が減っています。竹林は放置されると荒廃が進み、景観や生態系に悪影響を及ぼすと言われているため、竹林を管理する必要があります。

 

しかし、津和野には当たり前のようにたくさんあるせいか、周りの友達や地域の人たちはあまり関心を持っていませんでした。

「竹林に関わる次の世代がいない」「興味を持ってくれる人がいない」

ということは、

「竹の文化を遺すこと」「里山を守り伝えること」

を諦めているからなのではないかと考え、津和野の20年後を考えた時に「諦めるという雰囲気にならない町にしたい!」と強く思い、このプロジェクトを開始しました。

 

「竹で築こう」では、竹林を企業や行政のみでなく、地域で管理する未来を目指します。そのために、町内の小学生や高校生と竹を使って制作物を作るワークショップや、地域のイベントでの展示などを通して町内への竹および放置竹林の啓発や竹の活用を行っています。

 

これらの活動を通して、人と人とがつながり、関わる人それぞれの知識や興味の範囲が広がっていくのを実感しています。「モニュメント」や「もの」をつくるだけでなく、新しくて伝統的なコミュニティを築く活動として、これからも「竹で築こう」プロジェクトを継続していきたいと思う反面、僕が卒業した後の継続性など、課題はまだまだたくさんあります。後輩の意志を尊重しながら、このプロジェクトを継続していくために何ができるのか、これから考えていきたいと思います。

 

 

・鈴木くんは、2月17日(土)に東京にて開催されたアショカジャパンのイベント「第10回 We are the Change」内のユースベンチャーパネル審査会にて、ユースベンチャラーにも認定されています。

 

鈴木くんに、この審査会に参加したきっかけを聞いてみました。

 

「一番の理由は、同じような志を持って活動している人たちと繋がりたかったからです。今回審査会に参加して、環境や災害など、様々な視点で活動をしている同世代の人たちと繋がることができました。津和野ではなかなか得られない刺激や、同世代の人たちとの対話など、すごく良い経験となりました。」

 

*ユースベンチャラーとは

アショカユースベンチャーは12~20歳の若者を対象にしたプログラムで、1年間の任期中はアショカのコミュニティへの参加や金銭面の補助などの支援を受けながら活動することができるというもので、「これはおかしい!頭にくる!」と感じたことが動機となって行動を起こす若者をアショカ独自の基準で「ユースベンチャラー(YVer)」として認定し、失敗を恐れず自由にチャレンジできる一年間の”実験の場”を提供しているものです。

●アショカユースベンチャーについて詳しくはこちら

 

 

鈴木くんは、3月23日(金)~25日(日)に東北芸術工科大学外苑キャンパスにて開催されるマイプロジェクトアワード2017全国サミットに出場します!

●マイプロジェクトアワードについてはこちら

 

・「竹で築こう」の活動については、facebook等で今後も発信していくとのことです。

興味のある方はぜひご覧ください。

 

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